漢方薬に潜む恐怖とサプリメントの注意点

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こんばんは、りょうぽんです!

 

今日は健康回。

漢方のお話1つと、サプリメントに関して1つ書いていきます。

 

あなたは漢方薬に関してどのくらいの知識をもって

飲んでいますか?

 

何に効いているのか良くわからないけど

とりあえずお医者さんの言われたとおりに飲んでいたり

知人、友人からのお勧めで飲んでいることも当然あると思います。

 

医療の世界では用法用量というものがありますが

もちろん漢方薬にも同じことが言えますので

しっかりと守って飲んでいただきたいですね^^

 

ではいきます!

 

 

1-1.漢方に副作用がない、は嘘

世間にいまだに浸透しているお話なのですが、

漢方薬は西洋薬と違い副作用がないから心配がない」、と言われる患者様がいます。

 

 

本当にそうでしょうか?

代表的な物を紹介していきますが、漢方薬の約8割には「甘草

という成分が入っています。

 

数ある漢方薬の副作用の中でも、とりわけこの甘草による

偽アルドステロン症」とよばれる副作用が多いです。

 

主な症状といて、血圧の上昇や浮腫(むくみ)が挙げられます。

悪化していくと、全身の脱力感や横紋筋融解症といった重大な副作用を

引き起こすこともあります。

 

 

1-2.なぜこのような症状が起こるのか?

先ほど、甘草という成分をお伝えしましたが

こいつの主要な薬効の成分を「グリチルリチン」といいます。

 

このグリチルリチンの代謝物が、腎臓でのステロイド代謝酵素

を阻害するため、と考えられています。

 

ステロイド代謝が阻害されると言われても良くわからないと思います。

結果を端的に話すと

ナトリウムを体にたくさん残して、代わりにカリウムが体からどんどん出ていく

という状態になります。

 

体の水分はナトリウムの動きに合わせて動いていますので

体内に多くのナトリウムが残るという事は、水もつられて留まります。

 

これが浮腫(むくみ)の正体。

 

そしてカリウムが一時的に体内から出ていくことによって

電解質異常を起こし

全身の脱力感へとつながってしまいます。

 

 

1-3.どのように気を付けるべきか?

自分で調べても、今飲んでいる漢方のことがよく分からないのであれば

お薬をもらう際に、薬剤師の先生にしっかりと確認を取る必要があります。

 

薬の効き方には個人差があるので

1gで副作用が起こる人もあれば4gで起こる人もいます。

 

漢方薬しか飲んでいないのに体調が良くない」といった

ことがあればすぐに確認をするようにしてください。

 

また、おしっこ(尿)をたくさん出すことで血圧を下げる「利尿剤」や

炎症改善等で用いられる「ステロイド薬」を飲んでいる人は

特に漢方薬には注意する必要があります。

 

副作用が起こる可能性が高くなっていますので。

 

また、漢方薬を複数飲んでいる場合にも確認が必要です。

前述しましたが、甘草というお薬は約8割の漢方薬に含まれているからです。

 

 

病院でもらっている薬、一般用医薬品等を含めて

漢方を飲み過ぎてはいないか?

 

と一度確認した方がよいでしょう。

 

 

2.サプリメントにだって副作用はある

さて、続いてサプリメントのお話です。

 

最近では薬よりもサプリメントの種類の方が多く知っている人の方が

多いような気がします(笑)

 

様々な企業様が、一生懸命に生活を良くしようと努力していますし

病院に入院される方のなかでも、自宅から持ってこられる方をよくみます。

 

なかには企業が定めた用法用量をしっかりと守らず

過量に飲んでいた・・・なんて患者様も。

 

ですが、やはりサプリメントにも副作用はあります。

 

これはアメリカでの調査結果になりますが

サプリメントと薬での飲み合わせによって副作用を感じたことがある、

と答えた人は約30%にのぼりました

 

また症状の程度を聞いてみると

約30%の方が「重大な副作用を経験した」

約70%は「軽微~中程度の副作用を経験した」と答えています

 

サプリメント単独での調査は分からないのですが

薬との飲み合わせとなるとここまで多くの人が副作用を経験しています。

 

病院や薬局では患者様から話を詳しく聞くことができるので

しっかりと成分を調べることができますが

 

意外と「きっと薬が悪いに違いない」と思っている人は多いようです。

 

継続的にサプリメントを飲んでいる場合は

気になったら薬剤師に相談してみると良いでしょう^^

 

人によっては薬やサプリメントは継続的に付き合っていく

大切なパートナーとなります。

 

パートナーのことを良く理解しておくのは面倒なことですか?

知っておいて損になることは決してありませんので、ぜひこの機会に

理解してみると、毎日を安心して過ごせる手助けになると思います。

 

 

それではまた!