食べ過ぎで悩む人に共通する行動とは?

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りょうぽんです。

 

今日は夜勤明けということもあって爆睡してました(笑)

 

 

いつもは「早めに帰ってまずブログ!!」ってな感じで記事を書いているんですけど

今日はなんか疲労度が段違いでしたね。

 

何度もブログに来てくれている人はもうご存知ですが

病院にて勤務している薬剤師です。

 

うちは急性期医療といって、病気になったばかりの人が集まる病院ですね。

交通事故(交通外傷といいますが)、脳梗塞心筋梗塞など

命の危険と隣り合わせの患者が毎日来ます。

 

 

様々なスタッフが連携して治療に向き合いますが

やはり夜勤というのは過酷なもんです。

 

時間にしてほとんど丸一日病院にいるようなときもありますし

まったく仮眠できない日もあります。(笑)

 

 

勤務状況は過酷でもそこまで簡単に給料が上がるわけでもなく

医療費に関しては高齢者割合が増えるにつれて上がっていく現状ですから

こうやってブログを通じて少しでも薬の知識なんかを伝えられたらと思います。

 

 

今日は薬についてというより、脳内メカニズムに沿った依存症の話です。

前置きが長くなりましたが、書いていきます。

 

 

 

ストレスで食べ過ぎている人に共通する依存ポイントとは?

さて、タイトルにもありますが

あなたは仕事に疲れてその反動で食事を多めに摂取していませんか?

 

 

自分の中では食べ過ぎているのは分かっているけど

なかなかやめられない・・・

そんな人結構いると思います。

 

 

食べ過ぎている人に一つ共通するポイントがあるのですが

それは「料理を作るのではなく買っている人」です。

 

 

ギクッとしました?(笑) それともきちんと自炊してますか?

 

最近はコンビニ一つですべてが済んでしまうといっても過言ではない世の中。

ついつい食事の管理もコンビニで済ませてしまいがちです。

 

でもそこに過食の原因があるとしたらどうしますか?

 

 

原因は報酬不完全症候群かもしれない

え?なにそれ病気なの?と思うかもしれませんね(笑)

 

簡単に説明すると

満足度が低い行動を何度も繰り返すと依存状態になりやすい」ということです。

 

わかりにくいので料理の例を今回は出しました。

つまり、ご飯は手間と時間をかけて作ったものだと自己満足感が向上し

コンビニで買って食べる時よりもより多くの満足感を得られる、ということ。

 

料理というものを自分で作ろうと思ったら

・材料を買いにお店に出向く

・材料を切ったり、炒めたりといった調理を行う

・調理が終わったら盛り付ける

 

ぱっと思いつくだけでも工程がこんなにありますね!!

 

 

それに対してコンビニで済ませる場合は

・帰宅途中で買って、食べる

のみです。

 

自分の中で何かを達成したという満足感が十分に得られていませんので

頭の中で満たされない感覚が残ります。

 

これが、知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまう原因になっていることがあります。

 

もちろん、単純にストレスからくる過食の場合もあるので

その場合は「ストレス源から離れる」がベストな選択でしょう。

 

しかし、ダイエット中なのについつい食べてしまう・・

なんて方がいるなら、迷わず料理に時間をかけてみてください。

 

料理スキルも上がって、食事を満足しながら食べられる

こんないいダイエットはないと思います。^^

 

 

依存のメカニズムは脳内報酬系が関与している

ちょっと難しい言葉ですが「脳内報酬系」という言葉があります。

 

料理を一生懸命作ることで満足感や多幸感につながる

ドーパミンなどの神経伝達物質が放出されます。

(医療人ならドパミンのほうが馴染み有りですね)

 

物事を苦労して作り上げるという行為は

この「脳内報酬系」を介して自分自身が幸せな達成感を得られますが

 

苦労せずに報酬(ここだと料理ですね)を得るという行為が

人を満足できない体にしてしまうということです。

 

 

今回は料理を例にしましたが様々な分野で依存は起こってしまいます。

 

簡単に快楽を得てしまう「ドラッグ、その他危険薬物」なんかも

まっさきこれに当てはまります。

 

芸能人のまさかの大麻所持事件に何度も驚かされる瞬間があると思いますが

一度依存したら抜けられないのには、きちんとメカニズムがあるんです。

 

 

最近だと「ゲーム依存」「ネット依存」なんかもよく取り上げられるように

なってきました。

 

スマートフォンアプリが普及して、隙間時間に簡単に遊べるゲームが

どんどん登場していますよね。

 

ですが、簡単に遊べるということは「一時的な快楽を細かく得ている

ということなんです。(ゲームならば目標の達成が報酬ですね)

 

これにより、なぜか気づいたらその快楽を得るために

ゲームをしてしまい、結果として引き込もって熱中してしまうケースもあります。

 

 

例をあげたらきりがないですが、「お酒」「ギャンブル」なんかも

同じことです。(より依存からの脱却は難しいですが・・)

 

 

結局、節度が大事ということ

料理に関してはあえて苦労して頑張って自炊する。

その他依存しやすいものに関してはなるべく自分の中で

制限を設けながら楽しむ

 

そうしていくことで、大切な人生をもっと楽しく生きていけると思います。

 

なんだか料理の話からだいぶ壮大なテーマになりましたけど(笑)

いかがでしたか?

 

また、依存症に関しては深く取り上げてもいいかもしれませんね。

 

では今日はここいらで。