薬の飲み合わせ&食べあわせ注意点を紹介

こんばんは^^

 

たまには薬剤師らしくお薬のお話もしておきます。

(どうしても家に帰ると薬から逃げてしまう・・w)

 

 

不定期ですが、薬の知識、食生活の知識も提供しながらやっていこうと思っています。

 

時代は「セルフメディケーション」へとシフトしていて

医者に診てもらうのも、もちろん大切ですが

 

自分自身で体をまずはケアしていかないと

これからの医療費は上がる一方です。

 

高齢化社会に対して医療費の懸念は絶えませんが

こういう場で少しでも薬の知識をつけていただけたら幸いです!!

 

今回は基本編ということで有名なケースを紹介していきましょう。

 

 

 

 

 

抗生物質と牛乳(カフェオレ)

これは結構有名なんですが、それは職業柄かもしれません(笑)

 

別に牛乳に固定しなくてもいいのですが原因は

カルシウムやマグネシウム等の「ミネラル」にあります。

 

ミネラルが抗生物質の主成分とくっついてしまうことによって

普段は通れるはずの「小腸粘膜」を通り抜けることができません。

 

これによってお薬の成分が体に行き届かないというわけなんです。

結果的に抗生物質の効き目が低下することを覚えておいてください!

 

最初に持ってきたのにも理由があって、

日常的に飲む薬としてダントツのランキング上位に入ると思ったからです。

 

風邪をひいても、ケガをしても、体をばい菌から守る目的と、炎症を抑える目的で使用しますので、是非とも覚えていただきたいです。

 

厳密には種類があるのですが、覚える必要はないと思いますので

お薬をもらった時に薬剤師さんに質問するといいです。

 

※参考:ニューキノロンテトラサイクリン系セフェム系

等の抗生物質が注意するお薬になります。

 

 

食物繊維と心臓病の薬(ジゴキシン

さて、次はかなり大切なお薬です。

心臓疾患を抱えている方はジゴキシンというお薬を飲んでいます。

(俗にいう強心薬というやつです)

 

心臓の働きをなるべく正常に保つために欠かせないお薬です。

 

さて、このお薬と食物繊維が反応するとどうなるのでしょうか?

 

食物繊維といえば、聞いていて悪いイメージってないんじゃないでしょうか?

女性の方は特にそうかもしれません。

 

そう、お通じが良くなるイメージが大きいですからね!

 

お通じがよくなるメカニズムを考えてあげると分かりますが

食物繊維が周囲のものを絡めとりながら排出しようとしてくれます。

 

 

つまり、ジゴキシンも同様に食物繊維にからめとられてしまいます。

結果として、体内から体外へ(便として)排出される割合が多くなってしまいます。

 

この組み合わせも、お薬(ジゴキシン)の効果が下がってしまうのです。

 

解決策

飲み合わせ、食べ合わせの注意点のひとつ良いところがあります。

 

それは、「同じ時間に摂取するのを辞めればいい」からです。

 

 

時間的には大体2時間を目安に飲む薬と組み合わせ食材、飲料の服用時間をずらすようにしてください。

 

薬を12時(昼)に飲むとしたら、14時くらいまでは我慢して

飲み合わせ注意のものを摂取しないようにしてもらえれば大丈夫です。

 

 

ただ、単に時間だけ気にすればいい、という問題ではないお薬もあるので

また紹介していきたいと思います。

 

記事を読みながら、自分の薬は大丈夫なの?という質問等あれば

可能な限りお答えしようと思いますので

 

ブログでも、Twitterでも構いませんのでお気軽に質問してくださいね^^